ご挨拶が遅くなりました
新年明けましておめでとうございます。
どうぞ、本年度もよろしくお願い申し上げます。
皆様、素敵な年初めをお過ごしでしょうか☺️もう、本格的にお仕事が再開し慌ただしい日常を送られている方も多いと思います。
昨年末は、沢山の方々との出会いに恵まれ、感謝で一杯の一年でした。
多くの方々に支えられ、励まされ、勇気を与えて頂いた事に心から感謝しております。
そんな、昨年末、ちょうどクリスマスの次の日に、兼ねてから闘病しております父の容態が急変し、入院する事態となりました。
父は、癌が発病してから治療を含め入退院をする事が増えてましたが、今回はいつも以上に状態が良くないと伝えられ年末までの山場を越える事を『祈ってもらうしか。。』との通達をされ、よくわからないまま様々な治療の為、チューブや機材に繋がれた意識朦朧な状態になってしまいました。
ですが、私には父が、こんなよく分からない状態のまま逝ってしまうなんて事は、頭になく、ただひたすらに父の生命力と強い精神力を信じる気持ちしかありませんでしたから、麻酔で眠る父に大きな声でひたすらに、『大丈夫や!』と伝え続けました。
父は、昔、ケガをした時にも、利き手である右手は後遺症が残る可能性が高く、前ほどには使えるかどうか。。と医者から言われた時も、自発的にリハビリを繰り返し続け、難なく回復させ、癌治療の合間にも仕事にも行き、少しの時間も無駄にしない生き方をする強く逞しい人ですから、きっと今も闇を越える為に、必死でウィルスと戦ってるんだと強く信じて ただ、ただ、毎日手を強く握り続けました。
父は、麻酔の合間に呼びかけると、私と妹の顔を確認すると涙を浮かべ何かを伝えようとしてきました。
呼吸器で話せない父に、ペンと紙を看護婦さんが準備してくれると、父はしっかりとペンを握り『すまん。バカや』と書きました。
父の前で泣く事は、絶対にしたくなかったのに、涙が止まらず気持ちが壊れそうになりました。
『謝る事なんか何もない!大丈夫や!良くなってきてるんやで!』と私が言うと、
父は
『生きる為に頑張るよ!』
うつろな状態ながらも
と書いてくれました。
毎日気持ちが締め付けられ、息が苦しい程 苦しみの果てに居たけれど、前を向いている父を信じて良いんだと確信しました。
先生方の適切で迅速な処置と、寄り添い続けてくれた看護師の方々の献身的なお力のおかげで、
そこからの父は、驚異的に回復し年を明けて、一般病棟に移る事が出来ました。
これから、また次の段階の治療の相談にはなりますが、病に負けない精神は必ず限界を越える力になるのだと父を見て実感しました。
気力は体力を支え、奇跡を起こす力を与えてくれる源になる。
この数週間
『信じる』事しかしませんでした。
もし。。。なんて考えずただ前をみて。
父は、そんな事を私には教えるだけでなく、目の前で見せてくれる人です。
今回の事で改めて色々な気づきや想いがありました。
やはり、医療に関わるお仕事やそんな状況に携わる方への尊敬の念を強くもったこと。
そして、既に大切な人を亡くしながらも、強く乗り越え前を向いて歩いていこうとしてくれていた仲間達。
みんな、みんな、色々ありながらも
『生きる事』を諦めず 『ここに居る』
それは、偶然ではなく必然なんだと実感しました。
どんな状況になっても、諦めず
信じる事は、必ず未来に繋がると信じて
一歩一歩足跡を残す人生にすると今、改めて感じています。
私事で恐縮でしたが、何かにつまづき、ぶつかり、前が見えなくても、『生きて』さえいれば、必ず何かが、開ける事があるのだと信じて欲しい気持ちを込めて あえて記録として投稿致しました。
今年も、日々、今 目の前にある幸せを見落とさず、多くの方々のお力になれるチームに育てていきます。
今年度も、どうぞよろしくお願い申し上げます☺️