PAIR × Veterinary Hospital
🔘与えられ過ぎている美容師🔘
こんにちわ☀
今日は、「異業種から学ぶ」をテーマに少しお話を進めます☺
現在の私の仕事は、美容業界に拘らず、御依頼があればどんな業界の方々とも、お会いし現場を拝見し、スタッフ様のお話を聞き、経営者の方々に必要な教育の提案を行ない、コーディネイトしています。
勿論、美容業界23年余り。。。
その中で、培った経験や学びを仕事に活かすというのが、1番 近道に思えますが、私は常々、自分達の業界の常識は異業種からすれば、非常識にも映る。というのを感じていました。
それは、逆にも言える事で。
視点を変えて物事を見ると必ず、何らかの気付きが得られます。その気付きは、口でいくら全うな事を教えるよりも、よっぽど説得力があったりします。
そんな自分の目を養う事と、より教育の質をあげるために、業種を問わず必要として下さる方とのご縁を大切にしています。
今日は、ほぼ毎週お伺いしております
アイペットクリニック様
「動物病院」を少しご紹介致します☺
よく、色々な方々から
「動物病院って!?どんな事するの?」
など、驚かれたりしますが、こちらの病院は、院長様が戦略的思考に長けていらっしゃり、先見性を持った経営を行われているからこそ、繋がれたご縁。
少し、動物病院の業界についてお話すると、現在、世界中でペットブームになり日本でも、獣医学部は人気があります。
更に、クリニックは全国で一万件余り。勿論、美容室程の数はないですが、着実に動物病院は増え続け、ある意味飼い主様が病院選びに迷いすぎて苦労する時代にあります。
それは、本当に必要な時に、その医療技術や情報を持った病院が日本には、まだ少ないというのも理由の1つにあります。
既に、欧米では 獣医師専門医制度がしかれ、ライセンスも分けられていて通常の健康管理や食事やしつけの指導やアドバイスなどの、か掛り付け医師と、特例の症状や病気に合わせて必要な設備投資や医療技術に治療方針を持った専門医との区分をされています。
ですが、日本ではその区分はまだ、混同されていて、病気や症状に合わせて、どこに、いったら良いか?に悩む飼い主様が多いのです。
アイペットクリニック様は、いち早く、その専門医の位置づけの確立に着手されており、眼科や腫瘍科に皮膚科と、専門的な治療が可能な為、他病院からの紹介も絶えません。
土日は警備員を配置しなければならない程の混雑ぶりで、何よりも動物、飼主様のため、年中無休での体制を取り、地域の方々の紹介や口コミも絶えません。
こちらの現場に月に一度、半日スタッフ様と混ざり、診察時間にも入らせて頂いておりますが、改めて医療業界に携わる方々の姿勢に感動すら覚えます。
獣医師、看護師、受付 が一体となり
「命に触れ、その重みを感じる仕事」をする現場に居ると、私自身、更にこの病院で彼女達に自分が何を与えるべきか。。?と自問自答する日々です。
美容師と同じく、決して憧れやキレイ、かっこ良い。動物が「可愛い」「好き」だけでは成り立たない仕事。
時には、動物に噛まれたり、引っ掛かれたり、手術では血を見る事は勿論、 排泄物の処理も絶えずあり、時には悲しみの淵に立つ飼主様に寄り添いながらも、かつ冷静に判断し通達しなければならない場面もあり、業務は幅広く その分野に境がないのが実情で、常に気を抜けない毎日です。
そんな中で、常に彼ら彼女達が持つ強い想いは
「動物達を心から救いたい。」
そうでなければ、やれない仕事だといつも彼女達の仕事を見ながら感じています。
周りの方々から、動物病院ってどんな事するの?と言われるには致仕方ない程、まだ、ここまで教育に時間と予算をかけている動物病院は少ないと思います。
だからこそ、私はいつも伝えます。
「隣でやってる病院と同じ事をしないで。」
「ここまでするの?にチャレンジする」
「病院だから無理という考えを捨てて、自分達が学んで出来る事は、必ず変えて」
誰でも意識や習慣を変えるのは簡単ではありません。
しかし、彼らは私が次の週に行くと必ず変えている事がたった1つでもあります。
それが、毎週 増え続けるんです。
自分達の表情。
声のトーン。話し方。姿勢。
院内の清掃やディスプレイに飼い主様への気配り。
考え方やチームワークや報連相の流れ。
変化
それは成長です。
確実に彼らは伝えたこと、教えた事を
「忙しいから無理だ」でなく、
「やってみる」
それは、学ぶ機会を与えられる事を
「当たり前」と思っていないから。
「また、その話か。分かってるし。」
「勉強にはなったけど。」
「でも現実、出来へんから。」
「やり方、変えるのめんどくさい」
「今のままでもお客様ついてるし。」
には、ならない。
何故、彼ら彼女らはすぐに実践出来るのか?
彼女らが、出来る方法を考える思考を持てるのは、「学ぶ事」を大切に考えているからだと感じます。
当たり前に提供されない教育の場を貴重に感じ、そして、理念に基づき命と向き合う仕事の価値を感じるからこそ、学びを無駄にしないのだと思います。
思い返しても私自身も
美容師時代、どれ程学ぶ機会を与えて頂いたことか。。。
その全てに、今 改めて感謝すると同時に自分自身が、まだ未熟で「教えてもらって当たり前」の時代の自分が存在したのも事実。
目の前に座る 慣れた表情で研修を受ける美容師に問いたい。
「たった1つでも、学んでやり続けている事はあるか?」
「やり場を与えられる事に慣れていないか?」
そこに、真っ裸でまずはぶつからなければ
私の仕事は、成果は出ない。
いつも、そんな気付きを与えて下さる
アイペットクリニック様😊
更に救われる多くの命と
ご家族の笑顔が生まれる病院にするために
私も学び続けます。
皆さんの成長が、私の喜びです🙌
出逢えた事に心から感謝致します☺